
捕獲器を使う前に大切なこと。
「慣らし訓練」で猫が安心して入れる環境をつくりましょう
野良猫や警戒心の強い猫を捕獲するとき、いきなり捕獲器を設置しても、なかなか入ってくれないことがあります。
特に、捕獲器を見慣れていない猫にとって、金属の格子で囲まれた見慣れない道具は、とても警戒するものです。
そこでおすすめしたいのが、捕獲本番の前に行う「慣らし訓練」です。
まずは捕獲器に慣れてもらいましょう
慣らし訓練では、捕獲器の扉が閉まらないようにしっかり固定し、猫が自由に出入りできる状態にしておきます。
【1日目】
まずは捕獲器の外に餌を置きます。
無理に中へ誘導せず、捕獲器の存在に慣れてもらいましょう。
【3日目】
入口から中に向けて、少しずつ餌を置く位置を奥へ移動させます。
猫の様子を見ながら、焦らず進めていきます。
【5日目】
奥に置いた餌まで入って食べられるようになれば、慣らし訓練は順調です。
※日数はあくまで目安です。警戒心の強い猫の場合は、もっと時間がかかることもあります。猫の様子に合わせて進めましょう。
慣らし訓練中の大切な注意点
捕獲器の扉が誤って閉まらないよう、必ず安全に固定してください。
猫が安心して出入りできることが大切です。また、設置場所は人の出入りが少ない静かな場所を選び、こまめに様子を確認しましょう。
搬送時は、猫が落ち着ける工夫を
捕獲後の移動では、捕獲器の一部または全体をタオルなどで覆うと、猫が周囲の刺激を受けにくくなります。
夏は風通しを確保して暑さに注意し、冬は厚手の布などで保温しましょう。
焦らず、猫のペースで
捕獲は、猫との知恵比べでもあります。
焦って無理に捕まえようとすると、猫が捕獲器を怖いものだと覚えてしまい、その後の捕獲が難しくなることもあります。
少し時間がかかっても、まずは安心して近づける環境をつくること。
「捕まえる」ことだけを急がず、猫の警戒心を解きながら進めることが、捕獲成功への近道です。
不妊手術につなげる大切な一歩として、ぜひ慣らし訓練を取り入れてみてください。
